ごあいさつ
県 立 粉 河 高 等 学 校
学校長 岩 見 秀 樹
和歌山県立粉河高等学校ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
本校は、和歌山県北部に位置し、南に龍門山の秀峰を望み、すそ野を悠々と紀の川が流れ、穏やかな気候とあいまって四季折々の自然が眺められる風光明媚な高台にあります。
また、近くには西国三番札所の霊場粉河寺や鞆淵八幡宮、医聖華岡青洲ゆかりの里など、歴史と文化の香るのどかな地域でもあります。
創立は明治34年創立の旧制粉河中学校と、大正2年創立の粉河高等女学校を前身とし、 昭和23年の学制改革で男女共学の県立粉河高等学校となり現在に至っています。旧制中学校から数えて、令和2年度に創立120周年を迎えた県下でも有数の伝統校であります。旧制粉河中学校の卒業生には、「多変数函数論」の難問を解き明かした世界的数学者 岡 潔 氏がおられます。
学科は、普通科と理数科の2学科で構成され、普通科では、バランスのとれたカリキュラムをベースに、一人一人の個性と進路目標に応じて科目選択が行える教育課程を用意しています。昭和46年度に設置された理数科では、特色をいかして、数学・理科を中心により深く学べる専門的なカリキュラムが組まれており、理系大学への進学に優れた実績をあげてきました。また、令和6年度入学者選抜から普通科と理数科の一括募集を実施し、新たな普通科・理数科として取組を推し進めているところです。
校風としては、旧制中学校から「質実剛健」、高等女学校から「至誠」(何事にも誠実さをもって向き合う)の精神を受け継いできました。創立100周年を機に、平成14年度には、明るく活力に満ちた高校生活の中で、豊かな個性と21世紀の世界を切り拓く生き方を創造することを目指して、新しく「創造」を加え、この3つを「校訓」と定めました。
そうした校風から、生徒会活動やボランティア活動、クラブ活動など、生徒の自主活動が大切にされ、教科に関する学習だけでなく、自分から進んで取り組む多様な活動を通して、個性的で協調性と実践力に富んだ人間形成を図っています。
地域行事や福祉施設への訪問など、生徒会が中心になって行う多彩なボランティア活動は、本校の特色にもなっており、地域の方々から高く評価されています。また、クラブ活動も盛んで、県大会で上位にランクされ、近畿大会・全国大会などで活躍するクラブがあります。また、他のクラブも上位進出を目指して努力を重ねています。
こうした自主的・自発的な活動の中で、ボランティア活動やインターンシップ、和歌山大学公開講座において、M・Y・S(Make Your-Self)という「特別単位」を認定しているのも粉河高校の特色の一つです。
PTA活動では、各種の研修会や地域の活動に参加するほか、文化祭では生徒とともに作品展や模擬店に参加し、和気あいあいの雰囲気の中で活動しています。また、PTAの方々にもご協力いただいている「三者協議会」K・T・M(KOKO・Triangle・Meeting)は、生徒・保護者・職員がともに考え、地域と協力しあって“みんなで学校づくりに参画する”魅力と活力に満ちた学校につながっています。
これからも地域から愛され、信頼され、地域とともに培ってきた実績と伝統に新たな価値を創出し、元気な学校づくりを進めてまいりますので、今後ともご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
本校は、明治34年(1901年)に創立された旧制県立粉河中学校と大正2年(1913年)に
創立された旧制県立粉河高等女学校を前身とし、その輝かしい歴史と伝統を受け継いで、昭和23年(1948年)4月1日、
県立粉河高等学校として発足しました。
■沿革概要
[粉河高校の前身]
旧制粉河中学校 明治34年創立
旧制粉河高等女学校 大正 2 年創立
[粉河高校の沿革]
本校の教育は、日本国憲法及び教育基本法に基づき、児童の権利に関する条約の理念を尊重し、
すべての生徒の学力の向 上と人格の形成を図り、心身ともに充実し、豊かな社会性・文化性を備え、
平和・人権・民主主義に関する正しい理解・認識と実践力を 身につけた個性と創造性豊かな人間を育成する。
昭和23年の学制改革により新制粉河高等学校が発足した当時に制定されたもので、「ペン」と「白菊の葉」を図案化したものです。
〒649-6595(専用郵便番号)
和歌山県紀の川市粉河4632番地
TEL 0736-73-3411
FAX 0736-73-3412